先週は韓国を訪れていました。
10年振りでしょうか。
せっかくなので、デザイン先進国の今の姿を見ようと思っていました。
JejuとSeoulでの数日の滞在でしたが
いろいろと感じるところがありました。
こちらはオフィステルと呼ばれるコンセプトの建物
日本には無いですが韓国では一般的だそうです。
わかりやすく言えば、SOHOの部屋だけで構成されている賃貸マンション
全室オフィスとしても住宅としても利用できるそうです。
宿泊したホテルなどもデザインはよく考えられていて素敵でしたが
スイッチや洗面、照明などの使い勝手が今ひとつ。。
デザインを重視するあまり、機能性に欠けているという印象を受けました。
アパートなどのプロデュースをする時に、僕たちがテーマにしていることの一つが
『デザインと機能性の両立』です。
デザイン性も高く、使い勝手も良いという
一見相反することのすり合わせが実に大切だと考えています。
韓国では日本の技術力や中国のコストパフォーマンスに対抗するために
国を挙げてデザインに力を入れているという話は以前から聞いていました。
国の機関の中にもデザイン省のような部署があるとのこと。
問題解決や、差別化としての方法としてデザインに力を入れるのは正解ですが
やはり機能が大事、今回の旅ではそのことが一番印象に残りました。
これは今日の青山通り
よく行くビルですが、共用部分、トイレなどの使い勝手もとても良く考えられていて
安心です。
やはり、日本は安定しています。
これも海外に行って始めてわかることの一つですね。
この屋根は韓国で一番大きなお寺の屋根です。
あまりにも色鮮やかなので一枚写真を撮ったのですが
この形状とカラーリング、『日光東照宮』に似てます。
様々な形や色彩が中国から朝鮮半島を経由して
日本に伝わって来たということがよくわかります。
ちなみに羽田からSeoul までのフライトは約2時間でした。
これはいつも仕事で行く長崎へのフライト時間とほぼ同じ。
韓国は本当に近い外国でした。