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Life is beautiful

街をも変える一棟の建物再生

今日は仕事仲間と群馬県前橋市へ

かつて老舗旅館だった建物を再生して街の活性化に繋げたプロジェクトとして

注目されている『白井屋ホテル』を見て来ました。

 

このホテルは地元前橋出身のJINS(メガネチェーン)の社長が地元の方達から

建物の存続を嘆願されて、男気で乗り出して成功させたプロジェクトだそうです。

いい話ですね。

 

 

 

元々は裏動線として使われていた場所は

本館のレセプションや新館のバーが面するパサージュとして再生

 

 

 

そしてこのパサージュ

見事に風が心地いい空間になっています。

 

 

 

 

創業500年の旅館を客室25室のホテルへと再生したこの建物は

新たな人の回遊性をもたらしています。

 

 

 

減築という考え方に基づく

4 階までの吹き抜けが圧倒的です。

 

 

 

 

 

馬場川通りに面した新館は緑の丘状で

カフェやベーカリーがあります。

 

 

 

 

最近また、街歩きを再開した僕ですが

頑張っている建物を見るとワクワクします。

アイデアと企画力、デザイン力。。

僕たちもそろそろビッグプロジェクト

始めましょうか。

 

『ハラカド』

今朝はエスアンドティのオーナー様でもあるS社長と

注目の東急プラザ原宿『ハラカド』の視察に行って来ました。

 

以前視察した群馬県太田市の『太田美術館・図書館』

と同じ平田晃久建築設計事務所の作品です。

 

 

 

 

 

表参道と明治通りの交差点に建つ通称『ハラカド』

どうですこの大胆な発想、そしてインパクト!

 

この建物に関しては、基本設計は日建設計が担当

平田さんは、外装と屋上のデザインをされたそうですが

いったいどこから着想されるのか。

 

 

 

 

この『ハラカド』の屋上庭園は

豊かなけやき並木で知られる表参道から

その先にある広大な神宮の杜を意識して作られています。

 

 

 

 

 

 

 

新しい時代の自然と人工を巡る問いに対する答えの一つが

ここにあるのは間違いないですね。

 

 

 

 

 

 

 

設計の平田さんは今回のこの建物について次のように語っています。

「建築は内部だけでなく、外部にも空間あるいは環境をつくり出す。」

 

このことは『太田美術館・図書館』に行った時にも感じたことですが

新しい概念、捉え方による建築が、今始まろうとしているのではないでしょうか。

 

 

僕たちがエスアンドティモアで作っているオリジナルコンセプトアパートメントも

規制の建築の概念からはみ出しているし、庭園部分も多い。

こうした作品を見ていると

今、その流れがひとつのスタンダードになりつつあることを感じ、心強い。

 

もっともっと学んでチャレンジしていきたいと思います!

 

 

 

 

こども本の森中之島

今日は、エスアンドティで企画した蕨市内のクリニックでお世話になっている

大阪在住の医療コンサルタントのKさんとの打ち合わせのために

大阪に来ているのですが

朝早めに出て、以前から訪ねてみたいと思っていた『こども本の森中之島』

を見学しました。

 

この図書館は、建築家の安藤忠雄が設計、建築費も自分で負担して

大阪市に寄贈した建物、運営費も安藤忠雄が大阪の企業から集めた寄付で

賄われています。

 

 

川に架かる橋の上から撮影

安藤忠雄が創作した『青春の青いリンゴ」が象徴的です。

 

 

 

 

こどもたちに多様な本を手に取ってもらい

無限の想像力や好奇心を育んでほしい。

安藤忠雄のそんな思いから2020年に開館

 

 

 

 

 

3階建の建物の中には絵本を中心に、童話や児童文学など

約2万冊の本があります。

 

 

 

 

 

 

 

安藤忠雄の生き方を表している青いりんご

 

 

 

 

 

 

壁には次のように書かれています。

 

 

 

『サミュエル・ウルマンは「青春」の詩のなかで、

青春は人生のある期間ではない、心のありようなのだ、と謳いました。

 

失敗を恐れることなく困難な現実に立ち向かう挑戦心。

どんな逆境にあろうとも、夢をあきらめない心の逞しさ。

 

身体・知性がいかに歳を重ね、成熟しようとも、この内なる若さを失わなければ、

人は老いることなく生きられるというのです。

 

いつまでも輝きを失わない、永遠の青春へー

 

目指すは甘くて実った赤りんごではない、

未樹で酸っぱくとも明日への希望に満ち溢れた青リンゴの精神です。』

 

建築家 安藤忠雄

 

 

 

※2023年1月25日のこのブログに『目指すは安藤忠雄の生き方』というタイトルで

安藤忠雄について書いています。

ご興味のある方は是非お読みください。

 

 

 

 

 

 

大阪はワクワクな街だ!

今朝は朝から大阪へ

 

 

安藤忠雄の建築を見るために地下鉄で淀屋橋に着いたのですが

地上に出てびっくり、雲ひとつない快晴の空に

川とステキな街並が出現!!

昨日までの疲れも吹っ飛ぶ「何だこの気持ちいい景色!」

 

 

 

 

 

何これと思ったら何と『大阪府立中之島図書館』

 

 

 

 

そしてこれが図書館の内部

レトロな照明と階段、天井にはステンドグラス

これが現役の図書館とは、いいね大阪!

 

 

 

そして図書館の隣には、このシンメトリーで重厚な赤煉瓦の建物が鎮座

ここは『大阪市中央公会堂』

築100年を超えるこの建築物は東京駅も手掛けた辰野金吾などによる設計

国の重要文化財にも指定されています。

 

 

 

 

道を挟んで向かい側には『大阪證券取引所』

エントランスの前にはあの五代友厚の像が立っています。

大阪の発展に尽力した五代友厚は、東京での渋沢栄一のような存在

 

 

久しぶりの大阪での街歩き、ワクワクが止まりません!

東京とはまた趣きが違う魅力的な街、大阪との再会でした。

 

築100年の大きな古民家

オーナー様のY様のご実家の再生のご相談をいただき

尾道の岩子島を訪ねました。

 

 

Y様に新尾道駅まで車で迎えに来ていただきました。

車ごと渡船に乗り島に向かいます。

この渡船、高校時代(僕は尾道北高校の出身)に時々乗っていました。

まだ市民の足として利用されている。

懐かしい情景です。

 

 

 

 

岩子島の中腹にあるY様のご実家に到着

今は誰も住んでおられないのですがもう20年近くの間

Y様が年に数回、東京からこちらに通って手を加え

いい状態をキープされてきています。

そして何よりも鶯が鳴く、気持ちのいい場所です。

 

 

 

 

玄関を入った所の土間

元々みかん農家として財を成していたお宅

奥には日本の大きなお宅に見受けられる『田の字』の和室があります。

 

 

 

 

奥に見えるのがみかん倉

 

 

 

 

今ではほとんど見ることができないみかん倉の中の棚です。

スケール感ありますね。

 

 

地方では、人口減少が進んでいるのに合わせて

空き家も増え続けています。

(尾道市の人口は13万人弱ですが、ここでも毎年500人づつ

人口が減少しているそうです。)

空き家や空き店舗の問題解決は僕たち不動産会社の大切な役割の一つです。

 

特にこれほどの大きな古民家は

しっかりアイデアを練って

次代に何らかのカタチで遺していきたいですね。

 

 

 

 

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