今日の午後、数日後に100歳の誕生日をお迎えになる
Iオーナー様のご自宅を訪問いたしました。
コロナ禍のこと、ご高齢のこともあり
お目にかかることを控えておりましたが
記念すべき節目となるこの時にと
スタッフ一同からのお祝いの花を持って
久しぶりにお会いいたしました。
Iオーナー様とは僕が蕨に会社を移転して来た当初からのお付き合いですから
もう20年以上になります。
アパートなどを企画、管理させていただく他に
エスアンドティで取り組んでいたボランティア活動にも
当初からご協力いただき
他のオーナー様とはまた違うお付き合いをさせていただいてきました。
以前このブログにも一度登場していただいています。
(2019年8月29日のブログにIオーナー様との
特別な関係について書いておりますので、そちらも是非ご覧ください。)
黄色とオレンジ色が好きなIオーナー様
お持ちした花を見て
「綺麗だ、綺麗だ。」と、とても気に入ってくださいました。
ご自宅におられたご子息であり現社長のH様が記念にと
奥様と3人での写真を撮ってくださいました。
(今回は、快諾をいただいたので
この写真もブログに掲載させていただきました。)
30分ほど3人でゆっくりお話ししたのですが
あえて、奥様にIオーナー様の健康の秘訣は何ですかとお聞きしたところ
即座に、「それは、何にでも感謝するところ。」
そして「人の悪口を言わない、愚痴を言わないところ。」
とのお答え。
そういえば、長いお付き合いですが
人の悪口やご本人からの愚痴などは
全くお聞きしたことがなく
いつも僕なんかにも「ありがとうございます。」とおっしゃいます。
Iオーナー様は戦時中海軍におられ、戦後はシベリアに抑留されるという
壮絶な経験をされています。
僕もその話しは何度もお聞きしました。
何事にも興味を持たれ
書道、油絵、俳句、執筆活動など
実に多趣味で、僕と話している時にでもいつもメモをとっておられます。
大正、昭和、平成、令和を生き抜いてこられたIオーナー様
そのポジティブな生き方は、シベリア抑留の体験からくる死生観によるものであり
生き残った者としての役割を果たしておられるかのようでもあります。
お祝いに伺ったのに
また大切なことを学ばせていただきました。