神保町にある学士会館に、習い事のためにここ数年通っていました。
いつものように習い事を終えての帰り、学士会館のスタッフの方から
年内で全館閉鎖、再開発のための建て替えが始まるとお聞きしました。
ここは東京大学発祥の地であり、日本野球発祥の地でもあり
国の登録有形文化財に指定されています。
1928年に建てられ、当時としては極めて珍しい鉄骨鉄筋コンクリート造です。
斬新、かつモダンで重厚な雰囲気があるこの建物が僕は大好きでした。
100年近い歳月、帝国大学を始めとする大学出身者の交流の場として
実業家の社交の場として沢山の出会いを紡いできた学士会館
ステキでしょ。
建物にはロマンがありますね。
階段室も重厚感ありますね。
石の装飾、照明器具にも
歴史を刻んできた風格と趣きがありまする。
僕が通っている学院もこの学士会館の利用は今日が最終日でした。
この建物の中で学んだ日々に感謝して、お別れをして来ました。
建築に携わる者として、僕も歴史に刻まれる建物をプロデュースしていきたいものです。