今日は4 年ぶりに福岡でI君と会いました。
2019年9 月11日のこのブログに登場した時は
大手ハウスメーカーの営業マンでしたが
今は福岡市内で『Pokka』という名称のペット共生型の障がい者グループホームを
3カ所運営している経営者です。
I君には3 人のお子さんがいるのですが
長女の子に知的障害があり、子供を育てる過程で
障害者への差別をなくすことの必要性を感じ
また自分の子供が大きくなった時にもっと住みやすい世の中にしたい
という思いから、この事業を奥さんと立ち上げました。
今日はその3カ所のグループホーム全てを
案内してくれました。
施設の中を説明しながらの見学
僕にとっても初めての経験です。
入居者の方々とも何人かお会いして
挨拶をさせていただきましたが
体よりも精神的疾患を抱えている人の方が多いそうで
育った環境や遺伝やさまざまな要因で
社会に順応するのが難しい状況にあるのだそうです。
それぞれの施設には、犬や猫が同居していました。
動物と一緒にいることにより
元気な気持ちになる
笑う機会が増える
病気の回復を助ける
コミュニケーションのきっかけになるなど
アニマルセラピーの効果があります。
空いている部屋も見せていただきました。
一般の住宅に数名で共同生活をしているイメージですが
食事やメンタルケア、病院への同行など
スタッフのやるべきことは多岐にわたります。
社会的マイノリティの人に深く関わる仕事
社会のいわれなき偏見、差別との戦いなど
それは僕の想像の及ばないところですが
久しぶりに会ったI君はとても楽しそうで元気いっぱい
営業マン時代とは別人のようでした。
一緒にいる間もI君は自分のミッションがはっきりして幸せだということ
そして毎日がすごく楽しいということを何度も繰り返して言っていました。
僕も僕なりに社会に必要とされる人でありたい
もっと人の役に立ちたいと思いました。