長崎から羽田に帰る予定だったのですが
台風21号の影響で飛行機が飛ばず
電車を乗り継いで夕方福山まで帰って来ました。
なんと最後は在来線を乗り継いで福山へ
サンフレッチェ号がお出迎え。
数十年振りに見る車窓からの尾道。。
ちょっと胸がキュンときました!
僕は高校時代、福山からこの尾道にある尾道北高校に電車で通っていました。
尾道は青春と初恋の街、懐かしい。。
という訳で。。
昔からの知人がやっているBARに立ち寄りました。
この看板いいでしょ!
お店の名前はアンファンテリブル。。
Jazzを聞きながら永年の付き合いのマスターからの話が
ここも懐かしい、懐かしい。。
僕も歳をとったのかな。
上手く作り込んでいるちょっとノスタルジックな店内。
マスターのセンス、さすがです!
お店に飾ってあるこのオブジェ
僕が若い頃から兄のように慕っていたTさんの作品です。
(ここのマスターもTさんのお友達)
Tさんとは20代半ばに僕が福山でディスコティックを経営していた時
そのデザインを依頼したのがきっかけで知り合いました。
突出した才能のTさん、地元広島では有名な商業建築デザイナーでしたが
志半ばの50代で亡くなりました。
僕はデザイナーではありませんが
こうして建築プロデュースの仕事を一生懸命やっているのは
Tさんの遺志を継ぐ思いが強いです。
若い頃Tさんにいつも言われていたことがあります。
「お前は決して福山に戻らず、東京で頑張れ
お前は何とかなる。俺の希望の光みたいなもんだ。。」
今、少しはTさんの期待に答えられているのでしょうか。
エスアンドティの社有マンションに
鉄筋コンクリート造打ちっぱなしの建物があります。
メディアにも取り上げられるこのデザイナーズマンションは
Tさん最後の作品です。
僕はこの建物の名称をK’s Court Preciousとしました。
(ご興味のある方はエスアンドティモアのHPをご覧ください。)
KはTさんのファーストネームのイニシャル
Preciousは特別に大切、かけがえのないの意味です。
Tさんは今年13回忌を迎えます。