今回の福岡での目的の一つが『天神ビッグバン』を学ぶこと
福岡市長リードのもと実行された規制緩和によって起きている
とてつもない建築ラッシュ、新たな都市の姿でもある。
福岡市は空港が中心部からわずか3Kmしか離れていないため
高いビルがなかなか建築できなかったのを
2010年に当選した高島新市長によって、国との粘り強い交渉が行われたことにより
必要以上に抑えられていた都市部のビルの高さ制限が緩和されたのだ。
こらによりビルの建て替えが一気に加速
なんと福岡市では2026年までに70棟のビルが建て替えられる。
このことによる経済波及効果、雇用創出は計り知れない。
街を歩くとそこら中で大きなビルの建築工事が行われている。
地元ではこの一連のプロジェクトを『天神ビッグバン』と呼んでいる。
上手なネーミング、まさにビッグバンだ!
ここは既に稼働している『福岡大名ガーデンシティ』
右手ビルにはあのリッツカールトンホテルが入っている。
そして、固定資産税などの税収がどんどん増えている福岡市では
子育て支援にも力を入れていて、子供の2人目以降の保育料が無償化されている。
人口増加率が全国1位、安心して子供を育てられる、子育て世代の転入者も多いのだ。
そして新たな起業家育成のための施設もここ福岡では1歩も2歩も先を行っている。
2012年にはスタートアップ都市宣言をして
起業家育成のプログラムをスタートさせている。
国では10年遅れて今取り組み始めたている。
市内の廃校になった小学校の校舎をコンバージョンして作った
スタートアップ企業育成のための拠点『福岡グロースネキスト』
官民一体となって運営している成功事例だ。
今は全国の自治体からたくさんの見学者が来られて大変なことになっている。
という訳で一部だけ、許可をいただいて写真を撮らさせていただいた。
内部は実に充実した設備、施設が整っている。
地元の企業もたくさんスポンサーとして参画していて、仕組みも素晴らしい。
これは来て見ないとわからない。
そしてこちらは交流スペース、相談員の方が数名いて
起業するためのアドバイスを様々行なっている。
こうした取り組み、バックアップ体制が功を奏し、福岡市は起業数も全国1位だ。
規制緩和、特にこの福岡市のような容積率の緩和はどこの市でも出来るはずなのだが。。
リーダー次第ですね。
行政も。